ブックタイトルgokoku2011natsu

ページ
6/40

このページは gokoku2011natsu の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

gokoku2011natsu

ブックを読む

Flash版でブックを開く

概要

gokoku2011natsu

方を山に囲まれ、古くから天然の良港として栄えた室津。一日の終わりを告げる夕日が近づき、波穏やかな海面を金色に染めていく。「此の泊風を防ぐこと室の如し」と播磨国風土記に記されたことが地名の由来と伝えられる室津の港は、奈良時代、行基によって摂播五泊の一つとして整備された。最も繁栄したのは江戸時代。参勤交代の西国大名の上陸地として大いににぎわった。風光明めいび媚な港町には、平清盛が厳島神社を参詣する途中に航海の安全を祈願して訪れた賀茂神社や豪商の屋敷跡など今も歴史を感じさせる建物が多く残り、ノスタルジックな雰囲気が漂う。平成18(2006)年には、水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選ばれた。夕日が傾くわずかな時間、良港を育んだ小さな入り海は黄金の世界に包まれる。室の泊三(室津漁港)黄金の園たつの市4