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~ものづくりの舞台を訪ねて~㈱神戸製鋼所加古川製鉄所(加古川市)灼熱の現場から生まれる多種多彩なオンリーワンの製品続けていく。を凝らした冷却方法によって板状に。灼しゃくねつ熱の現場は付加価値の高い製品を生み転炉でつくられた溶鋼はオーダーに応じてさまざまな合金が添加され、工夫ものだという。強度の薄鋼板は、自動車メーカーなどが求める軽量化と加工性の向上に応えたを入れています」と所長の尾上善則さんは話す。例えば、技術の粋を集めた高わない分、得意先のニーズに細やかに対応したオンリーワンの製品づくりに力高炉を有する製鉄所としては全国で中程度の規模。「最大手に生産力でかな鉄が流し込まれると、たちまちにして炎が立ち上った。大なバケツに移し替えられ、クレーンで転炉の前へ。ぽっかりと開いた口に銑て炭素の含有量を約2%以下にまで減らす。混銑車の銑鉄は取と鍋りべと呼ばれる巨続く製鋼工場では銑鉄から鋼に転換するため、転炉で酸素ガスを吹き付け250トンずつ注がれ、製鋼工場へと運ばれる。奪っていく。真っ赤などろどろとした銑鉄は高炉の下で待ち構える混銑車ににしたコークスだ。1200度の熱風によって鉄鉱石を溶かしながら酸素をする工程から始まる。鉄鉱石と共に高炉に投入されるのが、石炭を蒸し焼き鉄鉱石に含まれる鉄は酸化した状態のため、まず、酸素を除去して銑鉄に西岸から積み出すという合理的なレイアウトになっている。かって工程順に高炉、製鋼工場、圧延工場などが並ぶ。出来上がった製品は鉄所。東岸に船から揚げた鉄鉱石や石炭を集積するヤードが広がり、西に向加古川市臨海部の埋め立て地、約570万平方メートルを誇る神戸製鋼加古川製灘浜サイエンススクエア(神戸市灘区)「製鉄」「発電」「エネルギー」「環境」をテーマに、遊びながら現象の不思議さを体感し、科学に対する好奇心を育む学習施設。ユニークな実験装置や遊具、乗り物の動きによって迫力ある演出を楽しめるライドシアターなどがそろう。屋外には生きもの観察に最適なビオトープも。●神戸市灘区灘浜東町24078(882)8136 6078(882)8137●http://www.kobelco.co.jp/nadahama/science/index.html●開館時間:9時30分?16時30分(入館は16時まで)●休館日:月曜(祝休日の場合は翌平日)神戸製鋼関連スポット22