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講義1講義2講義3兵庫県ってどんなところ?どんなことをしているの?いろいろな角度から〝ふるさと兵庫〟について学ぼう。佐用町垣谷真由美さん浩太郎くん(小学5年生)明宏くん(小学2年生)「ひょうごの環かんきょう境」今回の学習隊黒川地区の炭今回のテーマ兵庫の環境について学びます!地球上の生き物は全てつながっている!地球で暮らす生き物は、微びせいぶつ生物から動どうしょくぶつ植物まで、それぞれに違い(多たようせい様性)があり、それら全ての命がつながっています。これを生物多様性といいます。私たち人間の生活もこうした命の支え合いによって成り立っています。自然豊かな兵庫県は生き物の宝庫です。標ひょうこう高1510メートルと県内最さいこうほう高峰の氷ひょうのせんノ山にはイヌワシやツキノワグマが生息し、ブナ林や湿しつげん原も見られます。さらに、日にほんかい本海や瀬せとないかい戸内海、大小の河川やため池でも、命が育はぐくまれています。しかし、人間が便利な暮らしを優ゆうせん先させてきたため、徐じょじ々ょに自然が破はかい壊され、今、多くの生物が絶ぜつめつ滅の危き機きを迎えています。県では、絶滅したコウノトリを育てて野生に帰す取り組みなど、自然環境の再生に努めています。古くから人々は集しゅうらく落近くの林に入り、木を薪まきや炭すみにしたり、落ち葉を肥ひりょう料に使ったりしてきました。このように人々の暮らしに関わってきた林のことを里山といいます。里山には、タヌキやキツネ、カブトムシなどの身近な生き物をはじめ、ニホンリスやモリアオガエルなどの貴きちょうしゅ重種も生せいそく息しています。ところが、生活様ようしき式の変化に伴って人々は里山を必要としなくなり、その結果、荒れて生き物がすめなくなってきています。そこで、いろいろな団体が、里山保全の取り組みを進めています。例えば、炭の生産で有名な川西市黒川地区では、材料のクヌギの育成などが地域住民やボランティア、企業の協きょうどう働で展開されています。兵庫県では、公立小学校の3年生を対たいしょう象に、自然との触れ合いから命のつながりや命の大切さを学ぶ、体験型の環境学習を実じっし施しています。里山をはじめ、川や田んぼ、畑、海岸など、学習の舞ぶたい台はたくさんあります。里山の手入れをしたり、川にすむ生き物を観かんさつ察したり、畑で作物を育てたり。各小学校では、自然や環境に詳しい人々(グリーンサポーター等)の協力を得えながら、地域の特性を生かしたプログラムを実施しています。里山は生き物の宝庫!命の大切さを教わる授業がある!20