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【特別展】ひょうごの古陶遍歴6月11日(土)?8月28日(日)第5次発掘の報告と共に、篠山層群の化石を展示。恐竜化石に関わる丹波・篠山での市民の活動なども併せて紹介。観覧料?一般200円、大学生150円、高校生100円、中学生以下無料三田市弥生が丘64079(559)20016079(559)2007http://hitohaku.jp/平成17(2005)年度の開館以降収集した約140点の古陶磁を一堂に展示。丹波焼をはじめとする県内産古陶磁の魅力を紹介。観覧料?一般600円、大学生500円、高校生300円、中学生以下無料篠山市今田町上立杭44079(597)39616079(597)3967http://www.mcart.jp/人々の生活に密着した“木のうつわ”を通して、木の文化を育んだ先人の技に迫る。観覧料?一般600円、大学生400円、高校生250円、中学生以下無料播磨町大中1-1-14079(437)55896079(437)5555http://www.hyogokoukohaku.jp/【特別展】木のうつわ六千年の技6月26日(日)まで兵庫陶芸美術館県立考古博物館県立歴史博物館うさぎ安永8(1779)年、80.6センチ×34.6センチ、絹本著色兎図酒井宗雅い兎が一羽、描かれた絵です。描いたのは酒井忠ただざね以(画号・宗そう雅が1756?90)、姫路藩酒井家2代藩主です。画面を見るとまず大きな印がドンと捺おされているのに気付きます。普通、印は絵の邪魔にならないよう画面の隅に小さく捺されるものなので、これは破格です。いかにも殿様らしい捺し方だといえます。この絵は宗雅が25歳の時に描いたものですが、殿様芸だと軽く見過ごすことができないほどの出来栄えです。それは日本に入ってきたばかりの最新の中国画を学び、それを吸収して丁寧に描かれているためです。江戸時代の絵画史を考える上でも重要な作品だといえます。実は、この宗雅の弟があの酒井抱ほうい一つ(1761?1829)です。抱一は京都の絵師、尾形光こうりん琳を学び、その画風を江戸に広めた人物として知られます。「夏草秋草図屏風」(東京国立博物館)などを描きました。今年はその抱一の生誕250年に当たります。そのため各地で抱一関連の展覧会が開かれます。(学芸員五十嵐公一)白33