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【特別展】カンディンスキーと青騎士6月26日(日)まで【特別展】宝塚歌劇―咲きつづけて一世紀―6月12日(日)まで【展示特別企画】丹波と恐竜を知ろう2011―第5次発掘報告―9月4日(日)まで20世紀初頭、モダン・アートの世界に輝かしい足跡を残した芸術家グループ「青騎士」の美術活動を、メンバーの作品や当時の資料で紹介。観覧料?一般1300円、大学生900円、高校生・65歳以上650円、中学生以下無料神戸市中央区脇浜海岸通1-1-14078(262)09016078(262)0903http://www.artm.pref.hyogo.jp/宝塚唱歌隊として大正2(1913)年に誕生。以来、「清く、正しく、美しく」をモットーに華麗な舞台を繰り広げてきた「宝塚歌劇」の歴史を、舞台衣装、装置、映像などを通して紹介。観覧料?一般1000円、大学生700円、高校生500円、中学生以下無料姫路市本町684078(288)90116078(288)9013http://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/館蔵品セレクションひょうごのミュージアムが誇る逸品を学芸員が解説ミュージアムへ行こう!県立美術館県立歴史博物館県立人と自然の博物館県立美術館喇叭のある静物小出楢重らっぱ大正13(1924)年、60.5センチ×50.0センチ、油彩、布(館長補佐、企画・学芸部門マネージャー河﨑晃一)出楢ならしげ重(1887?1931)は、彼の随筆「静物画雑考」の中で、静物画は「いながらにしてできること」「構図の取捨の勝手が出来る自由さ」という長所と、「感激性が不足し」「必然性を失い」「やむを得ず描いた退屈さを現すことが多く」という短所を挙げて、いい静物画は少ないと書いています。「喇叭のある静物」は、その静物画の難しさを小出独特の筆勢で表現した作品です。ラッパ、テーブル、花瓶は、しばしば彼の描く他の静物画にも登場していますが、手慣れたモチーフの中で、左側に置かれた丸いボール状の白いものが妙に気に掛かります。ニュートラルな形と色は、作品全体の構図のバランスを保つためのものでしょうか。花を描いた鮮やかな色彩とは違って、控えめな色使いの中にも小出らしい輝きを見ることができる作品です。ヨーロッパ旅行から帰国後、二科会会員となり若手画家の一人として画壇に注目され始めた時期の作品です。小32