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【特別展】日独交流150周年記念国立マイセン磁器美術館所蔵マイセン磁器の300年11月27日(日)まで同時に、地質遺産が多く存在する自然公園“ジオパーク”の見どころや活動を紹介する。観覧料?一般200円、大学生150円、高校生100円、中学生以下無料三田市弥生が丘64079(559)20016079(559)2007http://hitohaku.jp/精巧な手仕事を受け継ぎながら、常に最先端の美術様式を取り入れてきたマイセン磁器の魅力に迫る。会期中にはテーマ展「印銘のある丹波焼-直作・花遊・一此など-」も同時開催。観覧料?一般1000円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料篠山市今田町上立杭44079(597)39616079(597)3967http://www.mcart.jp/平安時代から戦国時代までの経塚遺宝や地鎮具など、中世の仏教に関わる考古資料や県内の古寺に伝わる絵画や仏具を通して中世の仏教信仰の姿を紹介。観覧料?一般500円、大学生400円、高校生250円、中学生以下無料播磨町大中1-1-14079(437)55896079(437)5599http://www.hyogokoukohaku.jp/【特別展】みほとけの考古学~中世民衆と仏教信仰~11月27日(日)まで兵庫陶芸美術館県立考古博物館兵庫陶芸美術館江戸時代後期?明治時代前期、高さ19.4センチ幅12.1センチ在の出石焼(豊岡市)に見る清せいそ楚な白磁は、明治時代に始まります。それに対して江戸時代は、染付磁器が中心でした。創始は天明4(1784)年にさかのぼり、当初は陶器を焼き、その後寛政5(1793)年に磁器の生産が開始されます。明治9(1876)年、出石焼の改良と士族授産を目的に、肥前大川内(現在の佐賀県伊万里市)から、御細工人だった柴田善ぜんぺい平(号:銀杏亭)を師として招き、盈えいしんしゃ進社が設立されました。特に白磁の精緻な細工に優れ、同10年の内国勧業博覧会、翌11年のパリ万国博覧会にも出品され、一躍脚光を浴びました。白磁切子形銀杏口花瓶は、切子(カットグラス)形の胴部、銀杏形に薄く立ち上がった口部がとても印象的です。透明感のある白磁の色合いから、江戸時代後期の可能性も残されていますが、形の類似した黄釉の切子形水注に盈進社の銘があり、細工の巧みさや銀杏亭という雅号などから、善平の作ではないかと考えられています。(学芸課長長谷川眞)現出石焼白はくじ磁切きりこがた子形銀いちょうぐち杏口花瓶37