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山平三(1883?1964)は、神戸生まれの洋画家です。当時の東京美術学校を首席で卒業後、第1次世界大戦前後の欧州に留学し、帰国後は信州や東北を中心とした日本の風景を数多く描きました。この作品は、彼が故郷を描いた数少ない作品の一つで、当時のメリケン波止場から東を望んで描いたものです。金山の作品に特徴的な、どこから描いたのかがはっきりと分かる地誌学的な正確さは、画面中央左寄りの五角形のファサードを持つ旧神戸商工会議所や、その左側の旧神戸水上警察署が描かれていることからもうかがえます。その一方で、金山のもう一つの特徴である、大気や水の微妙な調子を豊かな色彩と筆遣いで表現する手法は、ここにも見受けられます。それらは、画面手前の素早く描かれた柵や波止場を行き交う人々、岸壁に接岸された船のモチーフと合わさって、この小品を活気と詩情に満ちた情景へと高めています。(学芸員相良周作)金【特別展】榎忠展美術館を野生化する10月12日(水)?11月27日(日)【特別展】四大浮世絵師展中右コレクション10月8日(土)?12月4日(日)展示特別企画化石集合2011―ジオパークを彩る化石―平成24年4月8日(日)まで篠山層群の恐竜化石のほか、山陰海岸ジオパークに関連した化石を展示。神戸を拠点に、型破りな独自のアートを追求してきた榎忠。工作機械の部品を研磨・加工して積み重ねた《RPM》シリーズをはじめ、刺激的な作品を発表してきた彼の独特の美学を大公開。観覧料?一般1200円、大学生900円、高校生・65歳以上600円、中学生以下無料神戸市中央区脇浜海岸通1-1-14078(262)09016078(262)0903http://www.artm.pref.hyogo.jp/江戸時代を代表する4人の浮世絵師、東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川広重を取り上げ、それぞれの代表的な作品を、神戸市在住の浮世絵収集家、中右瑛さんのコレクションから紹介。観覧料?一般1000円、大学生700円、高校生500円、中学生以下無料姫路市本町684079(288)90116079(288)9013http://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/館蔵品セレクションひょうごのミュージアムが誇る逸品を学芸員が解説ミュージアムへ行こう!県立美術館県立歴史博物館県立人と自然の博物館昭和31?35(1956?60)年、33.3センチ×53.0センチ、油彩・布県立美術館メリケン波止場(神戸)金山平三36