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淡路県民局

局長メッセージ(3月15日)(3月その2)

藤原県民局長2

まだまだ寒い日があったりしますが、日差しに春の気配が感じられるようになってきました。毎朝公舎の窓の外で、若いウグイスが鳴く練習をする声も聞かれます。三寒四温を繰り返し、もうすぐ春がやってきます。

私事ですが、この3月末で県を退職し、淡路島を離れることになりました。2年間、楽しいことも大変なこともありましたが、退職前の時期を淡路で過ごすことができて、とても有り難く思っています。

この局長メッセージの欄は、淡路島の魅力を中心に、自分で直接見聞きしたことを書こうと決めて、月2回のペースで更新してきましたが、もとより淡路島の多彩な魅力を伝えきれる訳もなく、県政・県民局事業のPRをする面も弱かったかなと思ったりもしています。ともあれ、2年間お付き合いいただいてありがとうございました。

在任中は、公私にわたり大変多くの島の皆さんに親切にしていただき、望外のご理解とご協力をいただきました。心からお礼申し上げます。県庁生活の中でもとりわけ幸せな2年間でした。後任の局長にも変わらずご支援くだされば大変ありがたいです。私自身は、今後は淡路島の魅力を楽しむ立場で訪れたいと思います。

県庁生活37年、色々な職場で課題と向き合ってきましたが、やはり阪神淡路大震災が一番印象に残っています。年初からの能登半島地震の状況を見るにつけ、当時の何とも言えない雰囲気を思い出しました。被害の全容や先行きが見えない不安の中で、職員は皆公務員としての覚悟をもって、ただただ懸命に目の前の職務に当たっていた気がします。

私の若い頃は、今の感覚ではパワハラと指弾されるだろう上司もいて、長時間残業も普通にありましたが、振り返ってみて、誤解を恐れずに言えばそのおかげで鍛えられた面もあります。大震災への対応も含め、そのような厳しい経験を得たことが、その後の私を支えてくれたと感じています。

今は優しいワークライフバランスの時代。自分を鍛えられるのは自分しかいません。それはそれで、逆に厳しい環境なのかもと感じることもあります。

でも・・・。去年淡路で豚熱が発生したとき、多くの職員が志願して殺処分現場に赴いてくれました。大丈夫、心配無用ですね。老兵は去るのみ。後に続く職員の皆さんの熱意や矜持、そのポテンシャルに兵庫の未来を託したいと思います。あとは頼みます。


令和6年3月15日

 淡路県民局長 藤原 祥隆


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